主題歌
スーパーファミコンで主題歌が流れるソフトとして有名なのは、ナムコに吸収されたウルフチームが作った『テイルズ オブ ファンタジア』であろう。
ウルフチームといえば、メガCDの『SOL-FEACE』や『アーネストエバンス』といったイメージなのだが、今回の内容には関係ないので置いておく。
僕にとって、ロムカートリッジで歌うゲームといえば『ClayFighter』なのである。
開発は『LESTER THE UNLIKELY』と同じ VISUAL CONCEPTS。
1993年に Super NES で発売されたこのソフトは、国内用にローカライズされなかったのでタリカンほど有名ではないが、海外ではシリーズ化されていたりする。
内容はいたってシンプルで、粘土で作られたであろうキャラクターを操作する格闘ゲームである。
なかなか個性の強いキャラクターが揃っており、個人的には某歌手のような造形の Blue Suede Goo がオススメ。
ちなみに、対戦スタート時に風船を持ってラウンドを知らせてくれる動物は、同社のアクションゲーム『CLAYMATES』のキャラクターだったりする。
是非、オープニングで流れる素敵サウンドを聴いていただきたい。
当時は国内だけではなく海外でも様々な格闘ゲームが作られており、Commodore Amiga や ATARI Jaguar にもその波は押し寄せていたのである。
それについてはいずれまた。
れれれのれ
…といっても漫画ではなくゲームの話である。
1994年当時、世の中の良い子達はファイナルファンタジーVIなどで遊んでいたと思うのだが、僕と弟は毎週のように秋葉原を彷徨って、ソフマップなどで扱っている海外ゲームや変なゲームを漁っていた。
そこで見かけたのが Super NES 用ソフト『LESTER THE UNLIKELY』である。
強烈なパッケージイラストと、「元祖のびゲー」という店員の書いた POP に僕は…ではなく弟が速攻で買っていた。
どのようなパッケージイラストだったかは Wikipedia を見て欲しい。
Lester the Unlikely - Wikipedia
Super NES 用のカートリッジ形状はスーパーファミコンとは微妙に異なるのだが、何故か弟は元々 Super NES を使っていたので問題なかった。
しかし弟はゲームが下手なので、もっぱらプレイするのは僕だった。
ゲームのストーリーは、漫画オタクのレスターが港で荷物に寄りかかって居眠りしていると、そのまま貨物船に乗せられてしまいその後沈没。なんとか泳いでたどり着いた島から脱出するというもの。
ジャンルとしては横スクロールアクションなのだが、操作に若干の癖があってなかなか思うように動かせず、いきなり小動物に驚いて逃げ出したり、カモメに連れ去られたりといわゆるバカゲーである。しかも無駄に主人公のアニメーションパターンが多い。
一応ライフ制になっているが、洞窟でコウモリに囲まれて死んでしまったりする虚弱体質なので油断ならない。
この操作性と虚弱体質のため、村の檻に囚われた辺りでクリアを断念してしまったが、YouTube のプレイ動画で最後まで見れたので良い時代である。
パッケージイラストはゲームの内容に準じたものとなっており、 Michel Bohbot 氏というとても絵の上手いイラストレーターが描いているようだ。
日本で言うならば、石原豪人氏が「地球防衛隊参上!!」のイラストを描いたような感じであろうか。
このようなゲームの国内版など出るわけがないと思っていたが、わりとすぐに『おでかけレスターれれれのれ(^^;』というタイトルでローカライズされたのだった。
そして何故この記事を書いたかというと、実は YouTube 動画の貼り付けを試してみたかったのである。